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ネクストモード株式会社様

AWSなどのクラウドサービスにプラスαの価値提案

さまざまなクラウドサービスを組み合わせて最適環境を実現

クラウドを活用したあたらしい働き方を提案するネクストモード株式会社は、通信事業者として圧倒的な実績と高い信頼を有するNTT東日本と、AWSなどのクラウドサービスで業績を伸ばすクラスメソッド社のジョイントベンチャーとして、2020年7月に設立されました。図らずもコロナ禍での船出となりましたが、テレワークに象徴されるワークスタイルの変化は、AWSなどのクラウド導入支援や運用保守、SaaS(Software as a Service)の利活用などを提案する同社にとって、むしろ追い風になっています。
ネクストモード取締役でインテグレーション事業部長の西澤徹訓氏に、今後の事業展開についてお話を伺いしました。

プロフィール

ネクストモード株式会社様

西澤 徹訓氏

ネクストモード株式会社

取締役
インテグレーション事業部 事業部長


※2023年7月1日以前に掲載されている事例は、「株式会社オープンアップITエンジニア」への社名変更前の「株式会社夢テクノロジー」の顧客事例であり、記事上該当社名が記載されています。


ネクストモードが提案する
あたらしい働き方とそれを支える技術


――会社設立のタイミングがコロナ禍と重なりました。何かと大変だったのではないでしょうか。

西澤氏(以下、敬称略): 設立準備段階では親会社であるクラスメソッドの延長線上で事業を検討していました。AWSなどのクラウドを活用すれば必ずしも同じ拠点に集まる必要がなくなり、場所にとらわれない働き方ができますから、「クラウドであたらしい働き方を」という提案を前面に打ち出していこうと。実際、その打ち出しで事業を進めていますが、内容は少し変わってきています。

会社設立とコロナ禍が重なったのは想定外でしたが、当社のようなSIerにとっては悪いことばかりでもありませんでした。テレワークが普及したことで、いつでもどこでも仕事ができるという、当社が提案する世界観を必要とするお客さまが増えたからです。営業活動も、以前はお客さまのオフィスまで出向いていましたが、いまはオンラインで良いケースが多く、業務効率が高まりました。


――コロナ禍で内容が変わったのはどの部分ですか。

西澤: AWSなどパブリッククラウドの導入支援、パブリッククラウドの運用保守、SaaS(Software as a Service)の導入支援という3つの事業のうち、SaaSが想定を上回る成長事業となったことです。そもそもは当社を立ち上げる際に社内システムとしてさまざまなサービスを導入したことが始まりで、事業を検討するなかで「SaaSの実演販売という形でお客さまにもご提案できるのではないか」と考えました。中小企業は大企業と違って情報システム部のリソースも限られていますから、簡単に導入できるサービスとしてご紹介したところ反響が良く、いまはより一層の充実を図っています。


――SaaSにもさまざまなスタイルがありますが、御社ではどういった内容を提案されていますか。

西澤: 当社はグループウェアのGoogle Workspace、チャットツールのSlack、タスク管理のAsanaなどのサービスを組み合わせているほか、セキュリティについてはIDaaSソリューションのOkta、SASEソリューションのNetskopeなどゼロトラストネットワークの考え方を採用していますが、これらすべてを導入する必要はありません。組織の規模や業務内容等によって必要なサービスは異なりますから、お客さまには事前のコンサルティングで最適な組み合わせをご提案しています。
SaaSを手掛ける企業は増えていますが、当社のSaaSの特徴は情報システム部が各種ツールを入れると、面倒な設定をしなくても、すぐに使えるようにしていることです。こういったサービスのライセンス販売事業はスケールする可能性がありますから、今後もサブスクリプション型のストックビジネスとして強化していきたいと考えています。

ネクストモード株式会社様


一緒に仕事をする全員に
コンサルタントを目指してほしい


――現在、当社からも3名の社員を派遣させていただいています。プロパーではなく、外部の人員を招き入れた理由を教えてください。

西澤: 事業の核となるAWSやクラウドについてはクラスメソッドが有するノウハウを利用できますし、クラスメソッドのエンジニアに技術的な相談をすることも可能ですが、新会社だけに急ぎ人員を集める必要があり、特にお客さまサポートを担う人材が不足していました。ただ、新しく立ち上げたばかりの会社で、いきなり大規模な採用ができるわけではありません。まずはビジネスをスケールさせられる少数精鋭集団になることを目指して、必要な人材は外部からご紹介いただこうと考えたのです。
夢テクノロジーさんには経験値や技術力が高くなくとも、若くて成長意欲があり、チャレンジ精神が旺盛な人材を求めているとお伝えしました。


――ビジネスをスケールさせると考えると、経験豊富な人材が良いようにも思えます。若い人材を必要とする理由を教えてください。

西澤: 経験豊富なエンジニアは頼もしいですし、初期のクラスメソッドはそういった人材による少数精鋭で成長してきました。しかし、組織としては経験者だけになると停滞し、限界を迎えますから、若い世代の採用や育成が必要なんです。若い人が入ってきて新しい風を吹かせれば、中堅の人たちの意識も変わっていきます。昨今は技術の進化も早いですから、最先端の部分は柔軟で覚えの早い若い人に任せて、企業や事業の基盤となる部分を中堅が担うことで、組織のバランスが取れるとも考えています。
私自身、クラスメソッド在籍当時から若手の育成に力を入れてきました。その育成ノウハウをネクストモードでも実践しており、プロパーも夢テクノロジーの社員さんも関係なく、みなさんにコンサルタントを目指してほしいと思っています。夢テクノロジーの社員さんには、まずシンプルな環境設定などを担っていただいていますが、お客さまとの打ち合わせの場にも立ち会ってもらうなど、さまざまな経験の機会を提供しています。



オープンでフラットな組織だからこそ
自ら声を上げることが大切


――お世話になっている当社社員も、温かく見守り、成長を支援していただいていると言っていました。

西澤: よかったです。当社はオープンでフラットな組織づくりを標榜しています。先輩が後輩に教えることは多々ありますが、それは単に役割が違うだけで、どちらが上、どちらが下という関係性ではありません。重要なことは各自がそれぞれの役割を果たし、パフォーマンスを発揮することであり、そのためには若手も中堅も自分で考えて行動し、分からなければ分からないと言えなければなりません。私からは常日頃、同じことを二度でも三度でも聞いて構わないので声を上げてほしいと伝えています。
また、当社では勤務時間の一部を自己研鑽に充てて良いことになっています。「何時間まで」といった明確なルールはなく、何をどのくらい勉強するのか、それを仕事にどう生かすのか、基本はセルフマネジメントとして各自に委ねています。そのほか、社内の勉強会やスキルトランスファーの場などを設けているほか、仕事の相談と雑談が半々のようなコミュニケーションの時間を持つようにしています。雑談ではこんな映画を観たとか、釣りに行ったとか、お勧めのアニメとか、何でもよく、そこから話題が広がることも多いです。

ネクストモード株式会社様


――最後に今後の展望についてお聞かせください。

西澤: 事業としては経営を安定させるために、サブスクリプション型のSaaSや運用保守を伸ばしていきたいと思っています。運用保守は業務の定型化が進んでいますから、経験の浅い新人にも取り組みやすい業務で、夢テクノロジーの社員さんにも活躍してもらっています。
組織としてはベテランと若手の間の中堅を厚くしたいと思っています。夢テクノロジーの社員さんたちが中堅に育ってくれれば、また次のメンバーを育成でき、チームがより健全になりますし、自立的に組織を回せるようになると期待しています。


――ありがとうございました。



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