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キヤノンITソリューションズ株式会社様

スキルも自主性も育む研修があるから安心。多岐にわたる職種で、多数の即戦力エンジニアの受け入れに成功【キヤノンITソリューションズ株式会社様インタビュー】

目に見えない、エンジニアのモチベーションの高さに「期待以上」の高評価

キヤノンITソリューションズ株式会社は、大手ITソリューションプロバイダーです。SIerとして「製造・流通」や「金融・社会」のソリューション事業を行いつつ、ITプラットフォーム事業ではITインフラの構築・保守・運用からセキュリティまで、包括的なソリューションを提案しています。

その中で、セキュリティを担うのがサイバーセキュリティ技術開発本部。メールの情報漏えい対策ソリューションや海外製のアンチウイルスソフトなどを提供しています。日々進化するサイバーセキュリティ製品を取り扱うため、常に多くの人材を必要としており、職種も多岐にわたるため、多数かつ多職種のエンジニアの獲得は欠かせません。

そんなキヤノンITソリューションズ株式会社のサイバーセキュリティ技術開発本部で本部長を務める神野氏、サービス開発課課長の望月氏、技術検証課課長の山下氏の3名にお話を伺いました。

プロフィール

キヤノンITソリューションズ株式会社様

神野 成司

キヤノンITソリューションズ株式会社

ITインフラ技術統括本部
サイバーセキュリティ技術開発本部
本部長

キヤノンITソリューションズ株式会社様

望月 倫

キヤノンITソリューションズ株式会社

ITインフラ技術統括本部
サイバーセキュリティ技術開発本部
開発部 サービス開発課
課長

キヤノンITソリューションズ株式会社様

山下 智志

キヤノンITソリューションズ株式会社

ITインフラ技術統括本部
サイバーセキュリティ技術開発本部
技術部 技術検証課
課長

情報漏えい対策ソリューションやアンチウイルスなど、セキュリティ関連ソフトの開発やサービスを提供


――普段はどのような業務をされているのでしょうか。

神野氏(以下、敬称略):キヤノンITソリューションズの中でも、私たちはITプラットフォームのインフラ系の事業に属しています。その中のセキュリティの部門となるサイバーセキュリティ技術開発本部には、大きな3つの柱があります。
自社開発している「GUARDIANWALL(ガーディアンウォール)」という名の、メールの情報漏えい対策ソリューションソフトを開発し、クラウドサービスとして運営しているのが望月の部隊です。
海外の製品の品質を担保して日本市場に卸していき、ESET社が開発したアンチウイルスソフト「ESET(イーセット)」の検証やサービスの運営をしているのが山下の部隊です。
もう1つが、マルウェアやパケットの解析とサイバーセキュリティに関する調査や分析などを行っている部門で、エバンジェリストとして外部に情報発信もしている部隊です。
これら3つの柱で成り立っている事業をセキュリティ事業として、私たちの本部内で推進しています。


日々進化するサイバーセキュリティ製品を取り扱うため、常に新しい人材が必要だが、自社雇用は厳しいのが課題

キヤノンITソリューションズ株式会社様


――今回、エンジニアが必要になった背景について教えてください。

神野:私たちの部門は何かプロジェクトがあって、そのためにエンジニアを確保しないといけないというタイプではありません。何かがあってエンジニアを探すというよりは、常に探している状態です。バージョンアップや新製品のリリースなど、連綿として製品に携わり続けるため、組織としてラインアップが増加する製品の品質を担保していく必要があります。
そのため、常に社員のキャリア採用や派遣のパートナーから新しい人材を定期的に増やしていっています。その中で、インフラに強い人材を求めており、かつメールセキュリティに関わってくるので、メールシステムに強い技術者を探しています。


――自社雇用と派遣のバランスはどのようにお考えでしょうか。

神野:高いスキルを持った社員が業務でリーダーシップを発揮し、それを派遣の方にサポートしてもらえるように社員1名に対して派遣の方が1,2名ついてもらうのが理想のバランスだと考えています。しかし、IT業界は売り手市場であることもあり、私たちの部門で求める高いスキルを持った人材をキャリア採用だけで充足させ理想のバランスにするのは厳しい状況です。Linuxのスキルがあるなど、ベースとしてインフラに強い方でないと難しいという事情もあります。そのため、派遣の場合でもメールの仕組みやインターネット系のサーバーに精通したスキルの高い方に来てもらいたいと思っています。


多岐にわたる職種で16名の即戦力派遣エンジニアの受け入れに成功

キヤノンITソリューションズ株式会社様


――オープンアップITエンジニアを知ったきっかけについて教えてください。

神野:元々、弊社のITサービス本部の方がオープンアップITエンジニアさんとお付き合いがあったようで、インフラのトレーニングをしっかりしているパートナーがいると2022年4月頃に紹介していただきました。


――現在16名のエンジニアを受け入れていただいていますが、最初の受け入れから、さらに人材を増やしているのにはどんな背景がありますか。

神野:2022年5月にオープンアップITエンジニアさんのエンジニアを受け入れた後も、定期的に他のパートナー企業にも声をかけてきましたが、大きかったのはLinuxのベースの部分です。どのパートナー企業の中でも、経験者や即戦力など、一定以上の水準にある人はなかなか見つかりません。IT未経験者をこちらで教えるとなると、インフラやLinux、AWSのベースのようなところから始めて、その上にESETやGUARDIANWALLなどの製品知識もつけてもらわないといけないので、育成に半年から1年はかかってしまいます。
その点、オープンアップITエンジニアさんでは最初のインフラ部分であるAWSやLinux、ネットワークの知識やスキルを持っていて即戦力になるエンジニアを派遣してもらえます。最初からベースのスキルがあるぶん、受入コストや教育コストの削減が可能です。長い目で見たときの投資的な動きとしても、オープンアップITエンジニアさんには最初に頼ることが多くなっています。


――御社には多岐にわたるエンジニアがいる印象を受けますがいかがでしょうか。

神野:エンジニアの職種は、多岐にわたっていると思います。まず、セキュリティ製品の自社開発をしているので、開発部隊がいます。サーバー系の技術者も当然おりますし、ネットワーク系のセキュリティ商材を取り扱っているので、より多くのネットワークエンジニアも必要です。パケット解析も実施することから、ネットワークのベースの知識は欠かせません。
製品を開発・販売しているので、情報発信などの企画的な動きも実施しています。弊社のウェブサイト上で公開する製品サイトの作成を企画部門と一緒に進めているので、Salesforceなどの営業系のバックヤード的な業務もたくさんあります。そういった営業系の情報収集や支援、受発注システムなど、色々なシステムを構築しているので、そのあたりの開発者もSalesforceの経験者がいるオープンアップITエンジニアさんに頼んでいるというところです。


――さまざまなパートナーの中で、多岐にわたるエンジニアを一括で提供できる企業は多くありませんか。

神野:すぐに提案していただける企業は多くありません。これまで、JavaやPHPなどの開発系では、多くの企業とのお付き合いがあります。しかし、そうした中でインフラ、サーバーやネットワークに強いパートナー企業はあまり多くありませんでした。私の部署に限らず、全社的にこうした傾向があります。インフラ全体、ITプラットフォーム全体も含めて、オープンアップITエンジニアさんに頼るところが多い形になってきています。


前向きで自発的なエンジニアばかりで期待以上


――現在、御社で就業している、弊社のエンジニアはいかがですか。

望月氏(以下、敬称略):私の課では、5名の方に働いていただいています。皆さん前向きに業務をこなしていただいています。弊社では、「三自の精神(※)」という行動指針の原点があり、その中の1つに「自発」があります。自分から何でも前向きに、自分事として何事にも積極的に取り組むことが、非常に重要です。そのような部分をこちらから説明することなく業務に取り組んでいただいています。
営業担当の方からお聞きしましたが、オープンアップITエンジニアさんでは知識やスキルだけでなく、エンジニアが自発的に仕事に取り組むことも意識して研修のプログラムを組まれているということでした。そのような行動の指針をもって進めてくれている方々がいることで、こちらとしては非常にありがたいと思っています。

山下氏(以下、敬称略):私の課では最近1人増えて、現在は2名の方に働いていただいています。積極的に自分から動いて周りと馴染もうとしているのを感じます。
指示されるまでじっと待っているようなタイプではなく、分からないことは分からないと、チームのメンバーに聞いています。新しく来た方も同じようなタイプで、自ら仕事を進めていただいているので、やはりオープンアップITエンジニアさんのエンジニアは積極的に自分から動ける方が多いという印象です。

※三自の精神…キヤノングループ行動指針の原点。「自発」「自治」「自覚」の3つからなる


――弊社の人材を派遣する前と後で、ギャップのようなものはありましたか。

神野:特にギャップはなく、期待以上です。個々人のモチベーションの部分が大きく、真面目なだけでなく、受け身でないところがありがたいと感じています。積極的に、何でもアクティブに動いてもらえますので。自発という言葉が出ましたが、それが皆さん強く、意識が高いと感じます。それが精力的なコミュニケーションにつながっていて、短い研修の中でもうまい具合にモチベーションを上げる形を作れているのだろうなと思います。そういう面で、期待以上です。
技術力は資格で評価できるかもしれませんが、モチベーションの部分は目に見えません。個人によるところもあると思いながらも、皆さん総じてモチベーションが高く、積極的です。ビジネスを推進する面でも支援してもらっているように感じています。弊社のビジネスについて当事者意識を持って入ってきてくれている感覚があるので、とてもありがたく感じますし、そこはいいギャップだと思います。


キヤノンITソリューションズ株式会社様


――弊社に対して、今後期待することを教えてください。

神野:MicrosoftのM365の資格はニーズがありそうなので、そういったエンジニアも育成していただくと、他の企業様でもお声がけが多くなるように思います。M365のコースの他にも、Googleなど、グローバルなポータルサイトのエンジニアもいれば、引く手あまたになると思います。私たちとしては、いてくれたら助かります。

望月:現状、オープンアップITエンジニアさんでは開発者の派遣はされていないと思います。その辺りも対応していただけると、私としては非常にありがたいなと思っています。
オープンアップITエンジニアさんの研修プログラムは非常に優れていると思うので、開発者の育成・派遣もしてもらえれば、ニーズがあるように思いました。


――本日はありがとうございました。

海外の総合セキュリティ製品『ESET』についてご質問しました

キヤノンITソリューションズ株式会社様


インタビュー終了後、キヤノンマーケティングジャパン株式会社様が提供する総合セキュリティ製品ESETについて、製品を担当する技術部門の山下氏にご質問しました。


――ESETがどのようなサービスなのか教えてください。

山下:ESETはもともとアンチウイルスソフトとして日本でリリースしましたが、現在ではファイアウォールや迷惑メール対策等を含んだ総合セキュリティ対策製品もリリースしています。
アンチウイルスソフトとしては日本では後発でしたが、特長である検知率の高さと、動作の軽さを強みにして、現在は個人向け、法人向けともに日本でシェアが拡大しています。また、ESETでは従来のアンチウイルスやファイアウォールなどの侵入対策だけでは対応が難しい脅威に対するソリューションであるEDR製品をリリースしています。昨年9月にこのEDR製品を用いたESET PROTECT MDRというサービスをリリースしました。 このサービスはお客様の環境で脅威が発生していないかを弊社のセキュリティエンジニアが常時監視しレポートの提供や、検出された脅威の対応を行うフルマネージメントサービスとなっています。詳しくは弊社のHPをご覧いただければと思います。

※MDR…Managed Detection and Response(マネージド・ディテクション・アンド・レスポンス)の略称。セキュリティに関するサービスやソリューションの一種であり、組織や企業の情報システムにおける脅威の監視・検出・対応をアウトソーシングするサービス。


――ESETはどのようなお客様にとって、ベストなソリューションになりますか。

山下:ESETは高いウイルス検出力と軽い動作を求めるお客様にベストなソリューションだと考えています。また、高度化するサイバーセキュリティ攻撃への対応としてアンチウイルスなどの事前対策と合わせて自社のコンピューターに対する脅威の監視・検知・復旧といった事後対策について、運用も含めてセキュリティ専門のエンジニアの支援をお求めのお客様にもベストなソリューションだと考えています。 サイバーセキュリティ攻撃は日々新たな手法が生み出されており、いかに早く日本で新しい製品をリリースしていくかが重要だと考えています。


――実際にどのような企業様に導入いただいていますか。

山下:導入事例以外でも皆さんが知っているような大手企業にも多く導入していただいております。そのほか、学校法人にも多く導入していただいており、大学にはコンピューターやサイバーセキュリティに詳しい方が多く、ESETの機能面や検出力の高さを評価していただき導入していただけたという点も大きいというのが私の印象です。


――ありがとうございました。

メールセキュリティ製品『Mailセキュリティ・クラウド』についてご質問しました

キヤノンITソリューションズ株式会社様


こちらもインタビュー終了後、キヤノンマーケティングジャパン株式会社様が提供しているサービス「GUARDIANWALL Mailセキュリティ・クラウド」について、サービス運用部門の望月氏にご質問しました。


――Mailセキュリティ・クラウドがどのようなサービスなのか教えてください。

望月:Mailセキュリティ・クラウドは、Mailの情報漏えい対策ソリューションであるGUARDIANWALLを利用してサービスを提供しています。「MailFilter on Clould」「MailConvert on Clould」「MailArchive on Clould」の計3製品から構成されています。中でも現在最もお問い合わせをいただていますのが、メールの誤送信対策として添付ファイルダウンロードリンク化機能を有する「MailConvert on Clould」になります。
PPAP(※)対策で有効な手段として、手軽でセキュアなファイル授受を実現でき、ダウンロード時の認証でソーシャルログインにも対応しているなど、より手軽に利用いただけるものとなっています。「どうする?PPAP 代替手段の最適解とは」という特設サイトもご用意していますので、ご覧いただければと思います。 また、誤送信対策を実施したいが、何から始めたらよいか分からないお客様向けにMailセキュリティ・クラウド ベーシックもあります。中小企業でありがちな課題解決を目的として機能を厳選し、より簡単、使いやすくパッケージングしているプランになります。

※PPAP…「P:パスワード付きZIPファイル送付、P:パスワードの送付、A:暗号化、P:プロトコル」の頭文字をとって命名された、企業のメールセキュリティにおける問題を指します。


――実際にどのような企業様に導入いただいていますか。

望月:弊社のウェブサイトに導入事例もありますが、オンプレミス製品も含み4,000社を超える導入実績があり、大手企業様・省庁様・グローバル企業様などにも導入していただいております。ご導入いただく前に、無償でご評価いただくことも可能ですので、是非ご興味がある方は、お気軽にお申し込みください。


――ありがとうございました。

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