――今回、エンジニアが必要になった背景を教えてください。

矢野：世間的にもIT業界は人材不足の状況ですが、弊社でも全社的に人材が不足し、急遽採用しないといけない状況でした。しかし、弊社が求める人材の採用が難航し、派遣会社にも色々とあたっていたなかで、たまたま夢テクノロジーさんにアプローチしていただいたのが、御社にお願いしたきっかけです。

前田：1年ほど前に、ネットワークとサーバー運用を担当していた社員の退職や派遣社員の契約満了など、数名の担当者が抜けてしまい、業務に支障が出る状況でした。
加えて、弊社の中でAWSの構築プロジェクトが立ち上がったものの、弊社に知識や経験が全くない状態でしたので、AWSを経験されている方も必要でした。
そのような時に、矢野から夢テクノロジーさんの提案を受けて、ネットワーク系とサーバー系で、それぞれ1名ずつ契約させていただいたのが最初です。

栗山：流通のチームでは、ショッピングセンターのテナントに設置している決済端末の更新があり、現場に呼ばれる機会が増えていました。それまで支えていただいていた派遣社員の方が契約満了となり、急遽引き継いでもらう人が必要な状態でした。
鉄道のチームでも、特急乗務の車掌が検札をするシステムの改修があり、タイトなスケジュールでテストをしなければならないタイミングで社員が抜けてしまうという事態が生じました。
先に前田のチームで2名を契約していて、良い人材が入ってきたということで提案を受けて、私のチームでも2名の方に入っていただきました。

――エンジニアを受入れるうえで、重視されていることはなんでしょうか。

栗山：私のチームでいえば、鉄道系のシステムはニッチで、どこの企業にもありません。そうした背景もあり、技術はあるに越したことはありませんが、どちらかといえば人物重視です。コミュニケーションや協調性、加えて自分から何事にも興味を持って取り組む姿勢を大事にしています。
現場の叩き上げで鉄道へ異動してきた本社員の方々と接することになるので、応対がうまくやっていけるような人物が必要です。システムのことだけを話すような人であれば、うまく折り合いがつきません。そういった観点でいくと、今回夢テクノロジーさんから派遣していただいた方は、人物面としてすごく良い方で良かったなという印象です。

前田：弊社では、1つの仕事を1人で完結させることは、あまりありません。チームワークで動くことがほとんどですので、コミュニケーションや協調性が重要になります。

――実際に弊社のエンジニアを派遣させていただいて、どんな感想をお持ちですか。

前田：私のチームでは2名の方に、それぞれネットワーク系とサーバー系に入っていただきました。どちらの方も、人物面でもスキル面でも、期待をかなり上回っています。
1名の方は、チームのメンバーはもちろん、チーム外の直接仕事に関わりのない社員とも、積極的に進んで会話をしてくれています。
スキル面でも、夢テクノロジーさんの高度な研修を受講されていたということで、期待をしていました。弊社の技術力は高くないのですが、これまで弊社の社員ではできなかったような業務も、この方に入っていただいたおかげで、できるようになりました。
もう1名の方は、非常に吸収力が高く、夢テクノロジーさんの研修では学ばれていなかった業務を予想以上に早く覚えていただけました。
人手不足で困っていた状況でしたが、その方にカバーしていただけたので非常に助かりましたし、夢テクノロジーさんの研修でAWSの経験をお持ちなので、加わっていただいたAWS構築プロジェクトでも多くのアドバイスをしていただき、弊社のメンバーも勉強になっています。

栗山：私のチームでは、鉄道と流通で1名ずつ入っていただきました。
流通のチームでは、ショッピングセンターに設置している決済端末の更新があり、現場の方から呼ばれることが多々ありました。夢テクノロジーさんから来ていただいた方は、現場から呼ばれても嫌な顔1つせず、積極的に現場へ行って対応してくれましたので、非常に助かりました。
鉄道のチームでは、鉄道のシステムも業務システムもあまり経験がない人に入っていただきましたが、非常に吸収力が高く、自分からどんどん興味を持って取り組んでもらえましたので、すぐに業務システムになじんでもらえました。また、ユーザである南海電鉄本社員ともコミュニケーションをはかり、自ら率先して色々な提案をしてくれています。どちらの方も、自分から吸収しようとか興味を持ってやろう、という姿勢が伝わるので、好感を持っています。

――夢テクノロジーのエンジニアは、未経験かつ社内研修修了者がほとんどです。現場就業に際して、不安な点はありませんでしたか。

前田：私のチームは、人手がかなり不足していたのと、自分から幅広くなんでもやりたい意欲のある方を求めていましたので「何も分からないから、一から教えてください」という受け身のスタンスだと困る状況でした。夢テクノロジーの方は研修で基礎的な部分をしっかり学習されているのと、意欲的な方ばかりということだったので、不安はありませんでした。
実際に就業された後は、お願いしていた部分が足りなかったということもありません。むしろ、ネットワークもAWSも、知識が多く社員をカバーしていただく場面も多くあり活躍いただけています。

栗山：私のチームでいえば、ニッチなシステムですので、ほとんどの方が未経験となります。また、ネットワークやプログラムなど何か1つに特化しているよりも、やはり本社員や現場の方とうまくコミュニケーションが取れて、自ら何事にも興味をもって吸収し一緒に課題解決や提案をしてくれる姿勢をもった方が重要となります。前田と同じく、様々なシステムや案件があり、受け身のスタンスだと困る状況でした。その点でいくと、夢テクノロジーの方は基礎的な部分はお持ちでしたので、就業してから知識や技術をつけてもらえたらいいと思っていて、人物面としてコミュニケーション能力や行動力のある方ということでしたので、不安はありませんでした。
結果的に、来ていただいた方にITスキルが足りなかったということはありませんでした。

矢野：基本的なスキルはお持ちの方々だと思うので、そこに関しては心配していませんでした。弊社は、人と対話ができる、人柄のほうを重視していましたし、それをしっかりやっていただいている印象です。どの方も、弊社のメンバーから信頼されていると感じます。

――夢テクノロジーの提案は御社のニーズにマッチしていましたか？

矢野：要件に対して、しっかりマッチした人材をご提案いただけました。スキルだけでなく、人物面も、弊社とマッチしたと思っています。

栗山：受入れまでのスピード面でも、夢テクノロジーさんは他社とは違いました。「複数人ご提案できます」とすぐに言っていただき、実際にお話しをしてから、来ていただくまで数日ほどでした。人を探していたときだったので、大変助かりました。
職場見学にてお話する機会も十分あってミスマッチが減るので、その点も良かったです。

――ご好評いただき、嬉しい限りです。本日はありがとうございました。